2026年2月15日(日)に日本フードツーリズム学会第8回研究大会が追手門学院大学茨木総持寺キャンパスで開催されました。

当日は学会の事務局長として司会を務めさせていただいたほか、以下の内容で研究報告を行いました。
「ご当地グルメ」を通じたウェルビーイング的価値の創出―フードツーリズムの視点から—
概要:ご当地グルメを単なる「おいしさ」や「集客装置」として捉えるのではなく、人々の心身や社会的つながりに寄与するウェルビーイング的価値に着目し、その創出の可能性について検討した。近年、観光において「食」は旅の重要な動機となっており、ポストコロナ期にはモノ消費・コト消費を超えた「イミ消費」への関心が高まっている。こうした流れの中で、食体験がもたらす満足感や幸福感は、個人の感情にとどまらず、共食や地域との関係性を通じて社会的側面にも広がりを見せている。
ウェルビーイングは、身体的・精神的・社会的に良好な状態を指す概念であり、観光や食の分野においても重要な評価軸となりつつある。本研究では、ウェルビーイングの視点を取り入れた新たなご当地グルメのあり方を「ご当地グルメ3.0」と位置づけ、フードツーリズムにおける価値創出の可能性を提示する。これは、経済効果の最大化にとどまらず、持続可能性や人と地域との関係性を重視した観光の方向性を示すものである。




